図書カード 同人詩誌「群青」(2015年、34号で終刊)に交代で載せたエッセイの内、自分の分を逆年順にアップしてゆきたい。まず33号(2015年6月・刊)から、「図書カード」を。 図書カード 新サスケ ある土曜日の午後、妻が笑顔で「図書カード、要らない?」と訊く。「貰うよ」と僕。 さほど嬉しそうでもなかったのは、最近ではネットで本を買う事が多く、書店で買いたい本が、すぐには浮かばなかったからだ。「千円分あるわよ、はい」。 二週間後の平日午前、僕は車で「KaBoS 二の宮店」へ向かった。二年ぶりくらいか。家より遠くて、ガソリンと時間が掛かるのはドライブと思えば良いが、トラブルめいた事があって、足が遠のいていた。店は広くて、品揃えも多いのだ...19Jan2019
「群青」一代記 元旦の記事「ネット爺さん奮戦記」に先んじて、毎日新聞・福井版のリレーエッセイ「へしこ」に、2016年10月27日付けで載せて貰った1文を紹介する。1部、伏字、ハンドルネームへ変更などがある。ペンネームは、そのまま表記した。 「群青」一代記 新サスケ 所属していた県内の同人詩誌「螺旋」が、1996年3月31日付けの第60号をもって休眠した。 僕は鯖江市内の詩人を主とした同人詩誌「青魚(せいぎょ)」に作品を発表させてもらうようになった。ただし「螺旋」同人(60号で9名)のうち、鮮やかな抒情詩で登場した、こぐま星座(ハンドルネーム)さんが、年刊詩集「詩集ふくい」(県詩人懇話会・刊)にしか発表できなくなった事を惜しんだ。 こぐま星...05Jan2019
ネット爺さん奮戦記 毎日新聞福井版の2016年11月24日、リレー・エッセイ「へしこ」に載せた、僕のエッセイ「ネット爺さん奮戦記」を転載する。 1部、編集局の配慮で伏せたブログ会社名など、復活してある。字数の制限があり、しまいを端折ったのが残念である。 ネット爺さん奮戦記 新サスケ僕は詩を書き発表しながら、同人歌誌「地楡(われもこう)」(足立尚計氏・代表)で短歌の世界に導かれ、1993年、43歳の時に結社誌「コスモス」に参加した。数年が過ぎ、結社内の季刊同人歌誌「棧橋」に申し込んで同人となった(後に退会)。 「棧橋」同人の先輩たちがブログやホームページを設けて活躍しているのを見て、僕もブログを持ちたくなった。それで県内のインターネットサービス...01Jan2019