「群青」一代記

 元旦の記事「ネット爺さん奮戦記」に先んじて、毎日新聞・福井版のリレーエッセイ「へしこ」に、2016年10月27日付けで載せて貰った1文を紹介する。1部、伏字、ハンドルネームへ変更などがある。ペンネームは、そのまま表記した。


  「群青」一代記

    新サスケ


 所属していた県内の同人詩誌「螺旋」が、1996年3月31日付けの第60号をもって休眠した。

 僕は鯖江市内の詩人を主とした同人詩誌「青魚(せいぎょ)」に作品を発表させてもらうようになった。ただし「螺旋」同人(60号で9名)のうち、鮮やかな抒情詩で登場した、こぐま星座(ハンドルネーム)さんが、年刊詩集「詩集ふくい」(県詩人懇話会・刊)にしか発表できなくなった事を惜しんだ。

 こぐま星座さんに2人詩誌の話を持ちかけ、題名も「群青」と決まった。表紙の題字は職場の書家・小林峰仙氏にナポレオンか何か1本で書いてもらった。印刷・製本は、歌人・足立〇〇さんとの関わりで、福井市内の宮本印刷へ頼んだ。

 詩は1人・見開き2ページ、後部に交代でエッセイ1編1ページ。誌面は、目次から奥付けまで僕がパソコンのワードで打ちこみ、印刷所へ持ち込んだ。2004年10月20日付けで創刊号発行。A5判、6ページ。80部。年3回・刊。

 僕ら2人は喫茶店に落ち合って、学生時代の事から老後の心配まで話し合ったものだ。

 木下〇〇さんを第4号(2005年11月・刊)より誘った。しかし木下さんは2007年に急逝。第8号は追悼号となった。

 第14号(2009年2月・刊)より、神子萌夏さんが参加。第16号(同年10月・刊)より青山雨子さんが参加した。

 反原発詩などで内紛があり、神子さんが第20号で退会。青山さんが第31号で退会した。

 こぐま星座さんが意欲をなくしたか、第34号(2015年11月・刊)後の今年の年賀状で、「詩を休みたい」と告げて退会。ここに同人詩誌「群青」は、創刊より11年余で終刊した。(以上です)